バリ式マッサージ [アロママッサージ]
バリはヒンドゥー思想にあふれており、バリ式マッサージもその流れを強く受けた施術方法です。
ヒンドゥーの経典である「ロンタル・ウサダ」の中にあるものが基礎となっており、手を使い呼吸法によってマッサージを施します。「バリニーズ」は花をたくさん使うことでも知られ、花には心身を浄化して、悪いものを流しだすというメンタルティックな思想があります。
また、8世紀頃にはジャワの民間で母から娘に受け継がれてきた『ジャムウ』と呼ばれるインドネシアの伝統的な自然薬(漢方薬)を取り入れたクリームトリートメントや精油(エッセンシャルオイル)を使用たっぷり使用するマッサージなど様々なマッサージがあります。
相乗効果となるガムランが奏でる癒しの音楽など、嗅覚や聴覚への刺激を含めた施術でリラックシングを誘います。
アロマの「何だろう?」を楽しく学ぼう♪ http://heartbill.net/ 「アロマの辞典」
ラベンサラ [アロマ豆知識]
原産はマダカスカルでレユニオンとモーリシャスの両島でも栽培されています。
この木はすべての部分が強い芳香を放っていて樹皮、葉、果実をフレーバーづけとして利用しています。
またマダカスカルでは先住者が古くから万能薬として用いられてきました。
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精油の質問〔痛み止め [アロママッサージ]
以前、ブログでリンパマッサージを紹介した時に、コメントに質問を頂きました。
今までにも効能に興味がある方、手作りアロマグッズやアロママッサージに興味がある方から同じような質問を受ける機会が多いのでご紹介します。
〔質問内容〕
祖母が坐骨神経痛で、ミツロウクリームを作ってあげました。(ジュニパー、マジョラム、ラベンダーをブレンドしたもの)肩の痛みが和らいだようですが、足の痛みがとれません。
やはり、クリームよりアロマオイルでマッサージする方がよいでしょうか?
精油や基材の選び方正しい場合は、精油入りのミツロウクリームでも精油入りのマッサージオイルでも皮膚から吸収する精油の成分は、血中まで到達するのでマッサージオイルだから効き目が強いわけではありません。
マッサージオイルの場合は、基材の中でもマッサージをするのに一番適しています。ミツロウよりも痛い部位を筋肉的なマッサージをすることにも適しています。薬効成分をお肌に浸透させるのが目的ですからミツロウよりもやはりキャリアオイルの方が浸透力が早いのは確かです。同じ痛みでも炎症を伴う場合は、マッサージ的な行為は避けた方が良いので塗布やクリーム、ミツロウで浸透させると良いと思います。
坐骨神経痛の場合は、もともと腰や坐骨の痛みが神経経路である部位に痛みを伴います。
坐骨神経痛は足の親指の外側にまで痛みが出る場合が多いようです。
まずは根本の部位からアロママッサージでアプローチすると良いのでしょう。
薬効成分の効果を十分に求める方法は、肩の痛みと坐骨の痛みでは今までの疲労度も違いますから、同じ成分が同じ様に効くとは限りません。
ブレンドした3種の精油(ジュニパー油、マージョラム油、ラベンダー油)のどの精油が使用する人の痛みに鎮痛作用や鎮静作用がどの程度、効き目として現れているか?を確認することも必要です。
同じ鎮静成分でも真正ラベンダー油の鎮静成分〔エステル類・酢酸リナリル等〕、ジュニパー油の鎮痛成分〔モノテルペン炭化水素類・α-ピネン等〕マージョラム油の〔モノテルペンアルコール類・テルピネン-4-オール〕のように同じ鎮痛作用や鎮静作用でも成分の種類や構成成分も違いますし、含有量も違います。
そのためにはキャリアオイルに精油を混ぜて1本ずつアロママッサージをして、使う人の痛みに有効に働く精油を探すのも一つです。
使用する人に効果的に働く成分分類を把握したら「アロマの辞典」でその精油と同じ分類構成の精油を探して、痛み止めクリームを作ると良いと思います。
私も祖母を介護した経験がありますが、私は祖母の痛みを和らげる精油を探す時は、キャリアオイルに精油を1本ずつ加えてスキンシップ兼ねて筋肉マッサージを取り入れながら、精油を皮膚からゆっくり吸収させるようにしました。
もちろん最初は「香りのおまじない」のような感じで、祖母も意味も分からず塗っていたので効果が薄かったように感じました。
ある日、マッサージをしながらお花の昔から伝わる儀式の話や薬効成分の話をしながら精油の成分の話を祖母にしながらアロママッサージをしたら、精油の薬効成分を理解して、「香りのおまじない」ではなく祖母の理解度も治療的な意識が生まれるようになりました。
その日から意識して鼻から呼吸する精神的な鎮静効果も相乗効果になり、祖母専用のオリジナル痛み止め軟膏を朝、昼、晩と不自由な手を使いながらリハビリ兼ねて祖母自ら手作り軟膏をすり込むようになりました。
アロママッサージで肩こりや坐骨神経痛を和らげる場合は、筋肉の萎縮や神経圧迫が原因の場合は痛い部位の周辺からほぐすのが有効ですが、炎症を伴う場合はなるべく揉んだり、ほぐしたりせずに塗布すると良いでしょう。
手と皮膚の摩擦により肌を痛める事があるので、キャリアオイルやクリームを摩擦が起きないように使用しましょう。
マッサージと一言で言っても色々な種類があるのでブログで紹介します。
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イギリス式マッサージ [アロママッサージ]
スウェーデン式アロママッサージはオイル量が少なめに対し、このイギリス式はたっぷりとオイルを使います。
筋肉を揉み解すというより、アロマオイル(精油)の効能を肌や粘膜から吸収させる方法です。
アロマセラピーで使用される精油(エッセンシャルオイル)はどれも植物から抽出された純粋のものを使用し、その効能には鎮静作用、炎症を鎮める作用、解毒作用、水分排出作用、収斂作用、殺菌作用、柔軟作用、保湿作用などといった各種効果を期待でき、フランスでは医師の指示の下に処方される医療行為ともなっています。
メンタルティックにもよく効果を表しますので、疲労による体調不良には効果的です。
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ラバンジン [アロマ豆知識]
ラバンジンは真正ラベンダー(Lavandula angustifolia)とスパイクラベンダー(Lavandula latifolia)の交雑、交配により生まれました。
フランスでは真正ラベンダーの生育する高地とスパイクラベンダーが生育する低い場所の中間地帯で広く栽培されています。
ラベンダーより収油量が多く、主に化粧品、石鹸、清掃用品などに使用されます。
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ライム [アロマ豆知識]
アジア原産の木ですが現在ではイタリア、西イタリア、西インド諸島、メキシコ、フロリダなどで栽培されています。
果実の見た目はレモンに似ていますが緑がかった球形をしています。
ライムには沢山の品種がありますがレモンより強い芳香を放ちます。
ライムを最初にヨーロッパに紹介したのはムーア人で、その後16世紀ごろスペインとポルトガルの探検家がアメリカ大陸に持ち込みました。
19世紀には西インド諸島でライム産業とジュース製造業が始まりました。
それ以来ライムの精油はジンジャエールとコカコーラの香りづけに使用されています。
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ユズ [アロマ豆知識]
主産地は中国と日本の高知、徳島、埼玉、静岡です。
日本でも昔から果実の皮や果汁をお吸い物の香りづけなどの薬味や調味料として芳香を楽しむ目的で利用されてきました
日本には冬至の日にユズの果実を風呂に入れ、香りの効果取り入れる伝統的な柚子油の習慣が残っています。
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ユーカリラディアータ [アロマ豆知識]
沢山の種類があるユーカリですが、コアラが限られた種類のユーカリしか食べないように、精油として用いられるものは限られた数種類で一般的なのがglobulus種のものです。
名前はギリシャ語の「覆われたおしべ」という意味が語源です。
ユーカリはティートリーと同様でオーストラリアの原住民であるアボリジニの人々が伝統的な解熱薬として、また創傷にもユーカリを万能薬として利用していました。
現在でもメディカルハーブとしての位置づけが強い植物です。
ユーカリは非常に生命力が強く生長も早い木で、根から土の中に有害物質を分泌して周囲の植物の生長を妨げて繁殖していきます。
精油の香りからグロブルスよりラディアータの使用を好むという人も多くいます。
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マンダリン [アロマ豆知識]
中国南部の原産で今では広い範囲で生育しスペイン、イタリア、ブラジル、カルフォルニアなど多くに地域で栽培されています。光沢のある葉と芳香を放つ花と甘く多肉質の果実をもちます。タンジェリンは植物学上では非常に近縁の仲間です。タンジェリンはマンダリンに比べると香りも弱く種子もありません。「マンダリン」の名前は、中国清朝の高級官吏を指す言葉が語源です。彼らの主君に尊敬のしるしとしてマンダリンが贈り物として利用されていたことが由来するといわれています。イタリア産のマンダリンから抽出される精油は特に高品質で、香水の原料としても良く用いられます。
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